" alt="">概要
ユニバーサルゲートセットを用いることで、あらゆる量子ゲートを任意の精度で近似することができる（Solovay-Kitaevの定理）。これにより、数個の1量子ゲート及び2量子ゲートで構成される「基本ゲート(basis gates)」の組み合わせで量子回路を表現可能となる。そのような基本ゲートは定期的に自動で校正される一方で、ユーザはQiskit Pulseを用いて個々の量子ビットへのドライブ波形を直接制御することで「カスタムゲート」を作り、基本ゲートへ組み込むことで量子回路を高速化・高精度化することができる。さらにQiskit Experimentsによって、作成したカスタムゲートを評価し、校正するためのライブラリを利用することができる。
研究
私たちはIBMとの共同研究で、特殊な2量子ゲートとそのベンチマーク手法の開発等を行うミドルウェアの研究を進めており、また開発したゲートや関連する知見を他のユーザが利用できる形で公開・提供しています。
